こんにちは、頭痛のときは一日中ぼーっとしているマコシャークです。
たとえ何かやらないといけないことがあったとしても、頭痛が気になって何も手が付かないことってよくありますよね。薬を飲めば治る場合もありますが、なかなか治らないことも少なくないです。
そこで頭痛の治し方を調べてみたのですが、頭痛とはひとことに言っても種類は様々あるようです。当然それらの解消方法も異なるため、それぞれに合った対処が必要になるらしいのです。
頭痛によく悩まされているという人は、まずは自分の頭痛がどのタイプなのかを見極め、それに対処する方法を試してみましょう。
この記事の目次
頭痛のタイプ
頭痛の種類は大きく分類すると、「一次性頭痛」と「二次性頭痛」に分けられます。
一次性頭痛とは
一次性頭痛とは、何かの病気が原因で発症するものではなく、比較的に軽い痛みが繰り返し起こるような頭痛のことで、慢性頭痛とも呼ばれます。「私、頭痛持ちなんです」という人はこのタイプのようです。
一次性頭痛で代表的なものは3種類あり、「片頭痛/偏頭痛(へんずつう)」、「緊張型頭痛(きんちょうがたずつう)」、「群発頭痛(ぐんぱつずつう)」があります。
頭痛全体の約9割が一次性頭痛といわれていますので、可能性としてはこの3つのどれかに当てはまることが多いと思われます。現に日本人だけでも、3000万人以上が慢性頭痛に悩まされているといわれています。
また、病気による頭痛ではないので、対処法としては頭痛そのものを治していくという特徴があり、次に説明する二次性頭痛との大きな違いでもあります。
二次性頭痛とは
二次性頭痛とは、脳などの病気によって発症する頭痛で、激痛になることも多く、命にかかわるほど危険な頭痛もあります。
二次性頭痛の原因となる代表的な病気は、「クモ膜下出血(くもまくかしゅっけつ)」、「脳腫瘍(のうしゅよう)」などです。他にも身近なものとして、二日酔いや高血圧症による頭痛も二次性頭痛に含まれます。
基本的に二次性頭痛は、原因となる病気を早急に治療する必要がありますが、二日酔いの場合は時間が経つと、頭痛の原因であるアセトアルデヒド(アルコールを代謝してできる毒性の強い物質)が肝臓で代謝されるので、普通は病院に行かなくても大丈夫です。
しかし、二日酔いは免疫力が低下してしまうので、症状がひどい場合は病院へ行くのもありです。病院では点滴などの二日酔い治療もあるそうなので、医師に相談してみると良いでしょう。
タイプ別の症状・原因・解消方法
それでは、前述した代表的なものについての症状や原因、それを解消するための対処法を説明していきます。
片頭痛/偏頭痛
片頭痛/偏頭痛の症状と原因
片頭痛とは、偏頭痛とも呼ばれ、一次性頭痛に分類される頭痛です。主に脳の血管が膨張した際に炎症がおこることで、脈をうつようなズキズキした痛みや、重苦しいガンガンする感じの痛みが出る頭痛です。
痛む位置は名前の通り片側の場合が多いですが、両側や後頭部なども痛みが出る場合があります。特に多いのは目やコメカミの近くで、一度痛み始めると数時間から3日間ほど続く場合もあります。
片頭痛の原因ははっきりと解明されていませんが、神経質な人に起こりやすく、ストレスや過労も原因の一つであるといわれています。他にも、赤ワインやチーズなどの特定の飲食物や、周りの環境によっても症状が出る場合があります。
また、片頭痛は女性ホルモンとも関係があるそうで、20代から40代の女性に多いようです。
片頭痛/偏頭痛の解消方法
片頭痛の症状が出たら、明かりを消して眠るのが効果的です。日中の眠れない時間の場合は、痛い場所を冷やしてみると回復も早いそうです。
また、コーヒーや紅茶を飲むのも効果が期待できます。これらの飲み物に含まれるカフェインは、血管を収縮する働きがあるため、膨張した血管を収縮して痛みを改善することができるのです。ただし、飲み過ぎは逆に悪化させますので注意してください。
緊張型頭痛(きんちょうがたずつう)
緊張型頭痛の症状と原因
緊張型頭痛とは、一次性頭痛に分類される頭痛の中で一番多く見られる頭痛であり、後頭部から肩付近までの血行不良によって、頭を締め付けるような圧迫感のある痛みがでるのが特徴です。
痛みが出るのは頭部全体の場合や後頭部から首にかけての場合があり、頭の周囲をヘルメットのようなもので締め付けられるような鈍い痛みがあります。
緊張型頭痛はさらに分類すると、時々痛みが出る「反復性」緊張型頭痛と、毎日のように痛みが出る「慢性」緊張型頭痛に分けられます。ですので、痛み始めると30分程度で治まる場合もあれば、7日間ほど続く場合もあるといいます。
原因は頭や首、肩周辺の筋肉が固まり、頭への血流がスムーズにいかなくなることで発症するので、よく肩こりになるという人に多い頭痛でもあるようです。
緊張型頭痛の解消方法
こった筋肉をほぐすためにも、首や肩を蒸しタオルなどで温めると良いでしょう(冷やして対処する片頭痛とは真逆ですね)。蒸しタオルは、濡らしてかたく絞ったタオルをレンジ(500W 1分)で加熱することで簡単に作れます。※火傷には注意してください。
他にも、同じ体勢でずっと仕事をしていると血行不良が悪化してしまうので、休憩時間には簡単なストレッチや運動が効果的です。首を左右に傾けて伸ばしたりなど、簡単にできることを試してみましょう。
群発頭痛(ぐんぱつずつう)
群発頭痛の症状と原因
群発頭痛とは、一次性頭痛に分類されますが、比較的に重い症状の頭痛です。頭痛の痛みは目をえぐるような、耐え難い激しい痛みが特徴です。
この群発頭痛は珍しい頭痛であり、発症率は1万人に1人ともいわれており、発症する人は20代から40代の男性が圧倒的に多く、その数は女性の4倍から5倍にのぼるといわれています。
痛みは毎日のように決まった時間に1、2時間でてくることが多いようで、それが1ヶ月から2ヶ月くらいの間続きます。その後はすっかり治ってしまいますが、2、3年後にまた症状がでるといいます。
また、痛みが出ている時期にアルコールを摂取してしまうと、決まった時間以外にも高確率で痛みが出ることが分かっています。
群発頭痛の痛みの原因はまだ分かっていませんが、片頭痛と似ていて、目の奥にある血管が膨張することで炎症が起こるためではないかといわれており、涙や鼻水、目の充血を伴うこともあるそうです。
発症のきっかけも片頭痛と同様に、疲れやストレスなどが挙げられるそうです。
群発頭痛の解消方法
群発頭痛は激しい頭痛を伴うので、すぐに病院へ行くことをおすすめします。耐えられないような痛みは群発頭痛ではなく別の病気の可能性も出てきますので、自分で判断する前に医師に相談しましょう。
また、他の頭痛に比べてすぐに治せるような解消法は無く、できることは規則正しい生活や、禁酒・禁煙などの生活習慣の改善によって体質を変えていくことくらいだそうです。
ネットで見つけた面白い頭痛の治し方
頭痛の治し方として、こんな面白い方法もあります。海外のYouTuberがアップした動画で「頭痛や片頭痛を2分以内に取り除く方法」というものがあります。
やり方はまず、動画を再生してください。すると男性が次のようなことを英語で聞いてきます。「頭痛がするのはどの部分ですか?」、「頭痛の色は何色のイメージですか?」、「頭痛の形はどのような形のイメージですか?」。
これらの質問に頭でしっかりと考えて答えてください。質問は簡単な英語で上記の3つのみ繰り返し質問されますが、そのたびに頭で考えて返答してください。すると、いつの間にか頭痛が治っているというのです。
この動画は現在、280万回以上再生、5万以上のGoodボタンが押されています。全ての頭痛が治るわけではないとは思いますが、「治った!」という声も多かったので、一度試してみる価値はあるかもしれません。
ちなみに僕が試した結果は、完全には治りませんでしたが、なんとなく痛みが ある程度軽減されたような雰囲気がしないでもない感じが一応あったりなかったりしなかったです。(ダメでした)
二次性頭痛
二次性頭痛には病気が関わる頭痛ですが、頭痛を引き起こす病気には様々なものがあります。痛み方も全てが激痛というわけではないため、油断して判断が遅れてしまうと命の危険に関わります。
クモ膜下出血の症状と原因
二次性頭痛の代表としては、クモ膜下出血が挙げられます。
頭蓋骨の内部には脳に至るまでに幾つかの層があり、その層の1つに「クモ膜下腔(くもまくかくう)」があります。クモ膜下腔は脳脊髄液(のうせきずいえき)という液体に満たされた層であり、主に脳動脈からその液体中に出血することでクモ膜下出血が起こります。
これによる頭痛は、頭全体の場合もあれば、前頭部や後頭部などでおこり、今までに経験したことのないような激痛がはしるそうで、出血量が多い場合は意識を失う人もいます。
痛み方は大きく重いガーンという衝撃や めまい、吐き気、意識が飛びそうになる感覚が突然あらわれるのが特徴で、高血圧や飲酒・喫煙が原因となる場合があるそうです。
死亡率は非常に高く、死亡が約5割、生存しても後遺症が残る場合が約2割、治療により後遺症なく社会復帰できる人は残りの約3割ほどであるといわれています。
脳腫瘍の症状と原因
他にも頭痛を引き起こす病気として、脳腫瘍があります。脳腫瘍とは、頭蓋骨内部の脳や脳周辺の組織に発生する腫瘍の総称です。つまり、脳腫瘍の中にもまた種類が沢山あるということです。しかし、脳腫瘍によって起こる症状は大きく2つに分けることができます。
1つは、閉鎖された頭蓋骨の中で腫瘍が発生し、内圧が高まるために起こる頭痛や吐き気、意識障害などがあります。人の頭蓋骨内部の内圧は24時間一定ではなく睡眠中に若干高くなるため、起床時に症状を感じやすいといわれています。
もう1つの症状は、腫瘍が発生した場所に起こる障害です。脳は部位によって機能が違うため、腫瘍が発生した場所によって障害が変わり、身体の一部が動かなくなったり、言語障害が起こることもあります。
脳腫瘍が起こるのは遺伝子の変異が原因といわれていますが、それ以外のことは未だはっきりと分かっていません。しかし、腫瘍を悪化させる要因として、過度のストレスや喫煙、高たんぱく・高脂肪の食事などがあります。
他にも別の臓器に癌がある場合や、身内に脳腫瘍が発症した人がいる場合には、発症の危険が高くなるといわれています。
二次性頭痛の対処法
二次性頭痛は判断が難しい場合もありますが、一次性頭痛のように頻繁に起こる頭痛とは異なり、いつもとは違う経験したことのない痛み方の場合はすぐに病院へ行くようにするほうが良いです。
特にクモ膜下出血などの出血をすることでおこるような頭痛は、時間との勝負になることも多いです。病院に運ばれる前に亡くなる方も多いですので、頭痛だからと甘く見るようなことはしないようにしてください。
片頭痛などの場合は頭痛の痛みはピークに達するまでに早くても5分はかかりますが、クモ膜下出血などの出血からおこる頭痛はすぐに痛みのピークに達するといわれています。
まとめ
頭痛は起こり得る要因がありすぎて、どの種類の頭痛かを判断するのはなかなか難しいですが、強い頭痛はもちろん、軽い頭痛でも症状が続く場合は病院へ行くのが無難そうですね。
一次性頭痛の場合は適切な対処で痛みが解消する場合もあるので、頭痛の原因がはっきりしている場合はご紹介したような処置を行ってみるのも良いでしょう。
二次性頭痛は早急に治療が必要な場合が多く、死に至る場合もありますので、すぐに病院へ行ったり、ひどい場合には救急車を呼ぶなどの素早い対応が求められます。
たかが頭痛だからと思わず、生活習慣の改善を行いながら頭痛にならない体づくりを普段から心がけることが大切だといえるでしょう。
それでは、また。
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