こんにちは、自炊をしなくなって生ゴミが出ないマコシャークです。
いや、生ゴミの臭いを改善する方法として「自炊をしないようにする!」とか言うつもりはないのでご安心してください。自炊はちゃんとすれば健康に良いですからね。
少し前まで僕は海外で一人暮らしをしていました。そのときに気をつけていたのが健康状態です。海外の病院は保険が効かないところもあったりして、病院へは行きたくなかったのです。
その時は自炊をしていて、よく作っていたのが野菜をいっぱい使ったスープ。野菜を切ってコンソメを入れただけのやつですが、それを食べ始めてから体の調子が良くなっていました。
しかし、そこで必ず発生するのが生ゴミ、そしてその臭いでした。ビニール袋に生ゴミを入れて蓋のあるゴミ箱に入れていたにも関わらずコバエがたかりだし、毎日悩まされていました。
そこでネットで調べたある方法を試してみると驚くほど改善されたので、その方法をご紹介しようと思います。
この記事の目次
生ゴミの臭いの原因
生ゴミの臭いを改善する方法のみが知りたい方は上の目次から「2 生ゴミの臭いの改善方法」にとんでいただいて結構ですが、まずは臭う原因から見ていきましょう。この原因を解決することが重要なのです。
臭いは微生物が原因
生ゴミが腐ること自体が臭いの原因と思われる方も多いと思いますが、実際には生ゴミを餌とする多くの微生物(菌やカビ)が繁殖し、そいつらが生ゴミを分解する際に悪臭を発生させているのです。
生ゴミを放置すると生ゴミが腐り、それを好む微生物を更に増殖させます。悪臭を防ぐには、この微生物を増やさないように、上手く生ゴミを管理することが大きなポイントになるのです。
しかしこれらの微生物は嫌気性生物(けんきせいせいぶつ)と呼ばれ、酸素の少ない場所を好みます。ビニール袋で密閉したとしてもむしろ繁殖が加速するという厄介な生き物なのです。※あとで説明しますが、ビニール袋を密閉しても悪臭は防げません。
微生物が活発化する原因
微生物が活発化する原因として一つ目に挙げられるのは温度です。確かに冬よりも夏に生ゴミが臭うような気がします。これは温度が高いと微生物の繁殖スピードが早まるため、悪臭もそれに伴って、たくさん発生してしまうのです。
水分も原因の一つです。生ゴミ自体に水分を含んでいるものが多く、そのうえ台所は水がかかりやすい場所でもあるため、微生物が繁殖するために必要な水分がつきやすく、微生物を増やしてしまいます。
他にも、生ゴミ自体が栄養のある有機物であることが多かったり、先程も話した通り密閉されていたりして、微生物が繁殖する環境が整いやすくなっているのです。
生ゴミの臭いの改善方法
それでは、僕が試した中で最も効果のあった改善方法を紹介していこうと思います。
生ゴミを冷凍庫に入れる
これです。本当に臭くならない。冷凍庫の中も臭くならない。すごい。ただ、冷凍庫に十分なスペースがない人には難しい方法かもしれませんね。
といっても生ゴミってそんなにいっぱい出るものじゃないし、1週間に1回捨ててたら少しのスペースでも結構大丈夫だったりします。
僕が冷凍庫を使うときは冷凍うどん(安くて保存がきく一人暮らしの主食)が入ってるくらいで冷凍庫はあんまり使わないから最高の利用方法でした。
生ゴミが出たらすぐにビニール袋に入れて冷凍庫に入れれば、全く臭くならないので、ゴミ以外のものと一緒に入れても大丈夫だと思います。(間違えて生ゴミを使わないように気をつけよう!)
なぜ冷凍庫だと臭わないのか
臭わない理由はやはり、原因のところでお話しした「微生物」が関係しており、微生物の繁殖に必要な温度と水の問題が完全にクリアされるからでしょう。
冷凍庫内は多くの場合、-18度くらいの温度に設定されており、ほとんどの細菌は-10度以下になると活動が停止し、ほぼ繁殖しなくなるのです。
ただし、活動をしていないだけで殺菌されるわけではないようです。まぁ食品ではなく、捨てるだけのゴミですからそこまで気にする必要はないですけどね。
しかしこのような話をすると、他の食べ物と一緒にゴミを冷凍庫に入れるなんて考えられないという人がいます。その気持ちは僕もよく分かります。しかし考えてみると、生ゴミはもともと食べ物だったものの切れ端です。
冷凍庫に入れるまでに放置したりしなければ、ほぼ食べ物と変わりないわけです。微生物はそれ以上繁殖せず、腐らず、悪臭も出ないのであれば僕は問題ないと思っています。
別の方法で効果がありそうなもの
冷凍庫はやっぱり使えないという人のために、別の生ゴミ管理方法もあります。
それは、生ゴミを入れても臭わないビニール袋を使用することです。その名も『生ゴミが臭わない袋』です!(わかりやすい!すき!!)
普通のビニール袋だと、生ゴミを入れた後に密閉しているにも関わらず臭ってきますよね。それは何故かと言うと、一般的なビニール袋は水を通しませんが、空気はけっこう簡単に通してしまうのです(材質によって異なる)。
それはレジ袋などでも同じことがいえます。完全に硬く結んでもビニール袋の表面から空気を通してしまっては意味がないですね。
そこで使えるのが『生ゴミが臭わない袋』なのです。
生ゴミが臭わない袋とは
生ゴミが臭わない袋はBOSと呼ばれる驚異的な防臭能力のある特殊な素材でできた袋です。もともとオムツの処理に使用するために開発されたもので、その効果は、袋に鼻を近づけても臭わないほどです。
値段もそこまで高くなく、Mサイズが90枚も入って1000円くらいの価格です。ツイッターなどでも大絶賛されており、Amazonレビューの現時点の評価は4.8/5.0の★を獲得しています。
使い方は、この袋に生ゴミを入れて数回ねじった後に硬く結ぶだけ。ただし、袋の外側に生ゴミが付着することもあるので、結んだ後は一度、袋の外側を水で流すとさらに良いそうです。
後は普通にゴミ箱に入れるだけで、劇的に臭いがなくなります。
サイズはS(20cm×30cm)、M(23cm×38cm)、L(30cm×40cm)、LL(35cm×50cm)から選ぶことができます。生ゴミ1回分であればMサイズがちょうど良さそうです。
1日1枚使うと90枚なので約3ヶ月使えて1000円くらいです。すごくオトクですよね。
他にも同じシリーズで「うんちが臭わない袋」などがありますが、基本的に素材は全てBOSのようですので、『生ゴミが臭わない袋』をオムツ処理などに使用しても問題ないと思われます。
微生物の繁殖を抑えるという当初の重大な目標は完全に無視して、微生物が増えようが悪臭を放とうが関係なく、徹底的に臭いものに蓋ができるスグレモノです。一度試してみると良いかもしれません。
まとめ
生ゴミの臭いの原因は微生物によるものなので、微生物の繁殖を抑えることが臭いを改善する重要なポイントとなります。それが簡単にできてしまうのが、冷凍庫での生ゴミ保存です。
冷凍庫に生ゴミを入れるのに抵抗があったり、入れるスペースがない人には、重要なポイント完全無視の『生ゴミが臭わない袋』がおすすめです。驚くほど評価が高く、安い商品なので使って損はありません。
夏の生ゴミの臭いは、気持ちの悪い虫たちを招待しているのと同じですので、早めに対処しましょう。
それでは、また。
〈 ﹏´ ›› ∋ )≪ サメーーー