幽霊を信じていない僕が一晩だけ幽霊の存在を認めた、全く怖くない話

投稿日:2018年8月1日

幽霊に手を掴まれた人

こんにちは、幽霊を全く信じていないマコシャークです。

宇宙人ならいるかもしれないなって思うんですが、幽霊は流石にいないんじゃないかなって思ってしまいます。

そんな僕なんですが、一度だけ幽霊の存在を確信し、肝が氷のようにキンキンに冷えたことがありました。だから今回は、その時の本当にあった全く怖くない話をしようと思います。(矛盾して聞こえますが、本当にそうだったんです。)

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僕が人生で最も恐怖を感じた全く怖くない話

当時の僕の状況

あれは今から5年くらい前のことです。ちょうど今ぐらいの暑い夏の時期でした。僕は職場の近くに部屋を借り、一人暮らしをしていたんです。

その部屋は1Kの安くて小さな部屋でしたが、比較的新しい建物で、明るい感じがあり、幽霊とは無縁の部屋のように感じていました。

僕はその部屋に住んで既に1年が経っており、特に何の問題もなく暮らしていたんです。

そう…あの瞬間までは…

事件は寝ているときに起こった

その日は仕事が忙しく、朝からずっと職場のデスクにかじりついている状況でした。それでも何とか21時には仕事を終え、ヘトヘトになって帰宅しました。

疲れきって帰宅中の僕

夕飯はいつも自炊をしていた僕ですが、その日ばかりは帰りにコンビニ弁当を買って帰ったんです。それくらい本当に疲れていたんですね。

僕は帰ったらシャワーを浴び、買っておいた弁当を食べたら、すぐに電気を消してベッドに入りました。そして、ベッドの上で疲れを癒すようにストレッチをしていたら、いつの間にか寝てしまったんです。

おそらくそれは深い眠りだったのだと思います。普通だったら、朝までぐっすりコースのはずなんです。

でも、そのときは違ったんですね。

何かの違和感を感じて、夜中の2時くらいに目が冷めました。

僕は横になった体制のまま目だけ開けて、「あぁ、いつの間にか眠ってしまったんだな…。」と思ったんですが、それと同時に違和感の原因に気が付きました。

僕は左腕を頭の上に放り出すような体制で寝ていたのですが、なんと…

その左腕の手首を何者かが掴んでいたのです!

左手を幽霊に掴まれている僕

それに気づいた途端に冷や汗が今までにないくらい出てきました。

しかも暗闇のなか頭上で起こっていることなので、僕の左腕を掴んでいるのが一体何者なのか、その体制からは枕が邪魔して、どうやっても見ることができなかったんです。

ただ僕は一人暮らしで、玄関のドアの鍵もしっかりと閉めた記憶があります。さらにこの部屋は3階ですし、ベランダのガラス戸も鍵が閉まっていて、間違いなくこの部屋には僕しかいないはずなんです。

それに、泥棒などの何者かが侵入しているならば、寝ている僕の手首なんて掴まないはずです。

もしや、幽霊がでちゃったのでは…

一瞬僕の頭にそんなことがよぎりましたが、僕は幽霊なんて信じていませんので、自分が寝ぼけているんだと思うことにしました。

心臓がバクバクで、冷や汗も流れ続けているのに。

そこで僕は、これが単なる寝ぼけか否かを確かめるように、勇敢にも少しだけ左腕を揺らしてみようと思ったんですね。

もしかしたら、それをすることによって腕の感触次第では、僕の勘違いであることが判明するかもしれません。しかし逆に、誰かが僕の左手首を握っている場合は、起きていることがバレて相手が襲ってくるかもしれません。これは一種の賭けのようなものでした。

寝ぼけなのか、そうじゃないのか。勝算はかなり低いですが、僕にはもう、これしかなかったんですね。

だから勇気を振り絞り、左腕を少しだけ揺らしてみました。

…結論から言うと、僕の冷や汗はさらなる勢いを増してベッドを濡らすこととなりました。

なぜなら揺らした瞬間に、しっかりと僕の手首を掴んで離さない、間違いなくニンゲンの手の感触がそこにあったからです。

そして心なしかその手はひんやりとしています。

それもう幽霊やん…

腕を掴んだ幽霊のイメージ

僕は賭けに敗北し、幽霊の存在を確信しました。しかし、そんなことは今はどうでもよく、僕の頭の中は次に幽霊が何を仕掛けてくるのか恐怖でいっぱいだったのです。

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何もしてこない幽霊と僕の闘志

…しかし、それからどのくらいの時間が過ぎたでしょうか。幽霊は手首を掴んで離さないまま、特に何もしてこなかったんです。

それでも僕はその間ずっと何もできないまま、冷や汗を流し続け、果てしないマラソンでもしているかのように心臓のバクバクは止まりませんでした。

そしてさらに時間が経過し、何かを考えるだけの冷静さは取り戻すことができました。

しかしこのとき僕は、少しおかしくなっていたのか、幽霊に会えた喜びのようなものを感じていたんです。

今まで見たこともなかった幽霊と触れ合っている!…と。

そしてそのとき僕は、幼いころ自分自身に誓った、ある記憶について思い出していました。

それは、「幽霊なんかいないけど、もし僕が幽霊を見る機会があったなら、ビビるのではなく、まずは一発本気で蹴りを入れてやる」というものです。

幽霊に蹴りを入れる思惑

僕は子供時代から幽霊という存在に理不尽を感じていました。

なぜなら幽霊は一般的な特徴から考えると、人に災いをもたらし、それでいて、こちらの攻撃はスカッとすり抜けてしまうような存在だからです。

しかし、幽霊は金縛りにあっている人の首を締めたりするという話もあるじゃないですか。

だからもし幽霊がいるとしたら、物理的な接触ができる可能性もあると思っていたんです。

そして、今!

実際に幽霊が僕の左手首を掴んで離さない事実は、幽霊に接触可能であるということを裏付けていたんですね。

そしてこれはつまり、幽霊に蹴りを入れることができるという千載一遇のチャンスでもあるということになります。

今までの人生の約25年(当時)で見たことすらなかった幽霊なので、次に会えるのはいつになるか分かりません。このときを逃すと、一生幽霊に蹴りを入れられないまま、存在だけを認めることになってしまいます。

それはすなわち、幼いころの誓いを果たせなくなるということ。

そう考えると、僕の冷や汗は恐怖によるものから、ちゃんと蹴りを入れられるのか…?という変な緊張による、変な汗に変わっていました。

結局のところ汗は吹き出てやまない僕でしたが、間違いなく、過去の自分から勇気を貰ったのです。

幽霊を拳と蹴りで倒す計画

幽霊は未だに僕の手首を掴んで離さず、何を考えているのか全く分かりませんでしたが、僕は一つの計画を企てました。

それは、今掴まれている左腕を勢いよく自分の方に引き寄せ、上体を起こしながら右腕で拳をおみまいし、相手がひるんだスキに立ち上がって本気の蹴りを入れて仕留める。というものです。

幽霊に一矢報いる計画

これが全てうまくいくとは思っていません。しかし幽霊を引き寄せたあとは、子供のころに少林寺拳法で鍛えた立ち回りで臨機応変に攻撃を加え、理不尽な幽霊に一矢報いるだけの自信はありました。

あとは心の問題です。

ここまできたらやるしかない!…という気持ちとは裏腹に、失敗したらどうなる…?という気持ちもやっぱりあったんですね。

幼いころは蹴りを入れた後のことなんて、何も考えていませんでしたが、僕は年をとり、良くも悪くも後先のことを考えて最初の一歩を踏み出せない大人になってしまっていたのです。

幽霊に蹴りを入れることに成功したとしても、怒りを買ってしまい、襲ってきたら僕に勝ち目はあるのだろうか…

そんなことを考えていました。僕はゲームの主人公のように剣を持っているわけでもないですからね。

頼れるのは、黒帯を取った達成感ですぐに止めてしまった少林寺拳法のみです。

マコシャーク対幽霊

こんなことなら少林寺拳法を続けておけばよかった…。

幽霊と戦うために…。

しかし今さら悔いても仕方ありませんし、これは夢なんだと現状から逃げていても、無事に朝を迎えられる保証はありません。今はおとなしい幽霊も、いつ襲いかかってくるか分からない状況なのです。

それなら、僕がまだ眠っていると思って油断しているかもしれない、今がチャンスなんです。

そんな事を考えていたら、僕の迷いはいつの間にやら消えており、いつもの日常をこの手で、この足で取り戻す覚悟ができていました。

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僕 vs 幽霊!勇気の戦いが今始まる…

忌まわしき幽霊は僕が倒す!僕の心は決まり、ついにその計画を実行するときがきました。

僕は正体すら分からない幽霊を相手に、暗闇の中、左腕をこれ以上にないパワーで思いっきり引き寄せました!

腕を引き寄せて戦闘開始

そしてすぐに僕は、右腕で殴りかかろうとしました!

しかし…!

その瞬間、思いもしなかったことが起こりました。

なんと、僕の右腕の感覚が全く無いのです!

暗闇の中、僕の右腕がどうなってしまったのかよく分かりませんでしたが、拳を握ろうとしても握った感触は全く無く、むしろ右腕が無くなったんじゃないか!?とさえ思うほどでした。

これでは僕の拳をおみまいするどころか、上体を起こすことさえままなりません。

ただ、それと同時に感じていたのは、勢いよく引き寄せた幽霊は案外軽かったんです。人間の重さはまるで無く、少し重さを感じる程度でした。

そのとき僕は脳から溢れ出るドーパミンとノルアドレナリンにより興奮していたため、そんなことは気にもせず、実体はあるけど幽霊だから少し軽くなってるんだろうという、よくわからない理論で納得していました。

しかし、次の瞬間!

お腹に思いっきり殴られたような激しい痛みがありました!

幽霊が殴りかかってきたのか!?

パンチを喰らわせる幽霊

幽霊という奴は、こんなにも軽い体重で、こんなにも重い一撃で殴れるのか!?

そして依然として僕の左手首を掴んだまま、右腕の自由まで奪っている!

僕は幽霊との格の違いを痛感し、絶望とパニックの波にのまれました。

僕はこのまま死ぬのだろうか…

幽霊にこのまま、お腹を死ぬほど殴られて死ぬのだろうか…

でも実際は、殴られていないのかもしれない。

僕はおそらく打撲による内臓破裂などの死因ではなく、心臓発作か何かで死んだことになっているのだろう…幽霊とはきっと、そういうものなのだろう…

そして次の日も忙しい仕事があるのに、真面目な僕が会社を無断欠席したことにより、不審に思った上司が僕の部屋に来て大家さんに鍵を借り、死んだ僕を発見するのだろう…

幽霊を甘くみていた…

そしてそれがどういうことを意味するのか、一瞬で身を持って体感するはめになってしまうとは…

しかし最後に、僕を死に追いやった幽霊とは一体どんなやつだったのか、一目見ておかないと死んでも死にきれないと思ったんですね。

僕はわずかに残った最後の勇気を振り絞り、左手首を掴んで離さない忌まわしき者の正体を、暗がりの中、目を凝らして見てみることにしました。

すると…

なんと、僕の左手首を掴んでいたのは…

感覚をなくした僕の右手だったのです!

左腕を掴んだ自分の右腕

僕は訳が分からなくなり、再びパニックになりそうな頭で考えました。

もしかして僕は既に憔悴しきって、手首を幽霊に掴まれたまま再度寝てしまい、今まさに夢を見ているのか?

…いや、そんなことは無いはずだ。

なぜなら、お腹の痛みは確実に実感しているのだから。

それじゃあ、まさか…幽霊が僕の攻撃を察知して、身代わりの術のように、掴んでいた手を僕の右手にすり替えたのか?

しばらく僕はそんなことを考えながら、自身の左手首を掴んだ右手を見つめていました。

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僕を襲った幽霊とは何だったのか

これは…終わったのか…?

僕の手首を掴んでいると思っていた幽霊が居なかったことに対して拍子抜けしつつも、幽霊は姿を見せていないだけで次にどんな手を使ってくるか分からないと思った僕は、警戒を怠りませんでした。

右腕は感覚を無くしたままでしたが、なんとか電気をつけて立ち上がり、いざとなれば左腕と足だけで戦うつもりで身構えていたんです。

警戒態勢の僕

しかし、しばらくすると右腕がものすごい痺れに襲われ、ハッとしました。

そういえば、前にもこんな事があった…

僕は以前、右腕を頭の上に放り出した体制で寝ていて、起きると右腕の感覚が完全になくなっていたことがあったんです。

右腕は全く動かすことができず、左手で右腕を元の位置に戻すと、右腕は猛烈な痺れに襲われました。しかし、しばらくすると感覚は元に戻り、何事もなかったかのように治りました。

麻痺したことのある腕

おそらくこれは、放り出した右腕に血が通わず、極限の麻痺状態になっていたのだと思います。

それでようやくこの事件の全貌が見えてきました。事の発端は僕がベッドに入ったときです。

ベッドに入った僕は疲れた体を癒すため、ストレッチをしていました。そして、いつの間にか寝ていたんです。

つまりそのとき僕は、左手首を右手で掴み、背伸びのようなストレッチの体制で寝ていたということなんです!

僕が寝ていた体制

ただ、なぜか左腕には血が通っていたようで感覚はあったのですが、右腕のほうは痺れて感覚がなくなり、血が通っていなかったために少し冷たくなっていたようでした。

以前、麻痺した腕も右腕だったため、右腕に血が通いにくい体質なのかもしれません。

確かによく考えてみると、ずっと手首を掴まれていると思っていた間は、一度も右腕を動かそうとはしていませんでした。このときずっと正常な位置にあると思っていた右腕は、僕の左手首を掴んだまま感覚がなくなっていたのです。

つまり、僕が何十分ものあいだ怯え、葛藤し、勇気を振り絞って戦う決意をしていた相手は…

自分の右腕

だったのです。

そして、全身全霊の力で勢いよく振り下ろした僕の左腕と感覚のない右腕は、勢いをそのままに僕のお腹に直撃し、自分で自分のお腹を殴った形になったのです。

自分の腹を殴ったときの僕

凄く痛かったです。

はたから見ると完全にアホなやつですが、僕のパジャマとシーツは、ベッドでシャワーでも浴びたのかってくらい汗で濡れていました。

本当に怖かったんですよね。

その証拠に、最近でも似たような状況で焦りながら目を覚ますということがありました。

その時は腕を頭の上に放り出していたのではなく、両手をお腹の上に乗せた状態で左手首を右手で掴んだまま寝てしまっていました。

それで僕は寝ている間に、あのときの記憶が蘇ったらしく、冷や汗をかきながら真夜中に目を覚ましました。今回は特に痺れてすらいなかったにもかかわらず…です。

もう本当にあのときの体験がトラウマになっていたんだなって思いました。

それ以来、僕が寝るときは間違っても自分の手首を掴まないように気をつけています。

おわりに

これが、僕の人生で最も怖い思いをした、全く怖くない実話です。

でもまぁ、怖いと言えば怖いですよね。極限の痺れ状態を放置していたらどうなってしまうのか。…という怖さですが。

結局、幽霊に蹴りを入れてやることはできませんでしたし、やっぱり幽霊はいないんだろうなっていう結論に至りました。おそらく僕は幽霊をこの目で見るまで、幽霊の存在を信じないのだと思います。

でも、だからといって、幽霊のフリをして僕を驚かすのは止めてくださいね。

いないと思っていた幽霊が目の前に現れたら、それはそれで本気でビビりますし、結果的に千載一遇のチャンスだと思って本気で蹴りにいくと思いますので、それだけは本当に止めてください。

それでは、また。

〈 ﹏´ ›› ∋ )≪ サメーーー

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