鼻が詰まってストレス!息苦しい鼻づまりの原因や仕組み、解消方法

投稿日:2017年9月6日

鼻づまり

こんにちは、小さい頃からアレルギー性鼻炎のマコシャークです。

特に僕の場合、鼻の片方だけがよく詰まるんですよね。何かの拍子でやっと鼻が通ると、今度は逆の方が詰まりだすという怪奇現象がよく起きます。

しかし、鼻炎ではない人も鼻が詰まってしまうシチュエーションは結構ありますよね。そこで鼻が詰まる原因や仕組みを調べてみたのですが、実は鼻づまりは鼻水が詰まっているだけじゃないらしいのです!

確かに鼻を何度かんでも鼻通りが良くならないことって結構あります。なので今回は鼻づまりの原因と仕組み、そしてその解消方法について説明します。

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鼻づまりの仕組み

鼻が詰まる理由は大きく分けて「鼻の粘膜の腫れ」「炎症による鼻水」「鼻の形状の変化」の3つがあります。

鼻の粘膜が腫れて鼻が詰まる

鼻をかんで、これ以上の鼻水は出ないよ!ってくらいかんでいるのに鼻が詰まっている場合は、粘膜が腫れている可能性があります。風邪のときの急性鼻炎やアレルギー性鼻炎によくみられる症状です。

鼻の粘膜の腫れ

鏡などで鼻の中を確認しても特に腫れていないように見えるのですが、問題は見えている部分より奥の内部です。鼻の内部は粘膜で覆われており、その粘膜が腫れると空気の通路を妨げることになるのです。

炎症による鼻水で鼻が詰まる

鼻が詰まるシチュエーションで想像に難くないのが風邪を引いたときです。風邪の場合は急性鼻炎の他にも、副鼻腔(鼻の穴から繋がる幾つかの空洞)が炎症を起こす、副鼻腔炎にかかる可能性が高くなります。

副鼻腔炎は蓄膿症とも呼ばれ、副鼻腔に膿が溜まったり、黄色や緑色の粘性の高い鼻水が出るようになります。この鼻水が詰まってしまい、息苦しくなるという症状もあります。

鼻の形状の変化

鼻の形状の変化と言うと大げさかもしれませんが、例えば、右と左の鼻の穴を仕切る鼻中隔(びちゅうかく)という壁が鼻の中心軸にあるのですが、この鼻中隔がどちらかに曲がってしまう症状を鼻中隔弯曲症(びちゅうかくわんきょくしょう)といいます。

鼻中隔弯曲症

この場合、鼻の穴のどちらかが狭くなる事が多く、左右に違いが出てきますので、いつもどちらか決まった一方だけが詰まってしまうという症状が出ることがあります。

他にも、鼻の内部に鼻茸と呼ばれるポリープができてしまったり、アデノイドと呼ばれる喉の近くにある部分が肥大したりして、鼻内部の形状が変わり、空気の通路を邪魔するなどの症状が挙げられます。

鼻の片方だけが詰まる現象

ちなみに、冒頭でお話した鼻の片方だけが交互に詰まる怪奇現象については、調べてみると全然怪奇などではなく、ネーザル・サイクル(交代性鼻閉)という現象が関わっていそうでした。

ネーザル・サイクルは、鼻が炎症を起こしたりした時に起こるものではなく、普段生活している中で起こる生理現象の名称であり、普段から自律神経の影響で鼻の左右の穴が交互に塞がりぎみになるという現象です。

人は普段、両方の鼻の穴を平等に使って呼吸していると思っていたのですが、実際にはどちらか一方をメインとして使っており、もう片方は塞がりぎみになるらしいのです(完全には塞がらないそうですが)。

そしてそれは1~4時間くらいのサイクル(人によって異なる)で、メインとそうじゃないほうが左右交代しているというのです!

なぜネーザル・サイクルがあるのか、なぜ鼻の穴が2つあるのかについての結論は出ていないようですが、塞がっているほうは細胞の再生などのメンテナンスをしていて、スペアの役割を果たすなど、様々な説があるようです。

おそらく冒頭で書いた僕の鼻が交互に詰まる現象は、このサイクルのメインじゃないほうの穴が炎症で腫れて完全に塞がり、このサイクルの交代によって今度は逆側が完全に塞がるという現象が起こっていたのだろうと推測しました。まぁ、分かったところで特に意味はないのですが…。

ただし、ネーザル・サイクルが起こるのは全員ではないそうです。8割くらいの人が当てはまるということなので、残り2割くらいの人はいつも鼻の穴を100%フル稼働して使っているのでしょうね。効率が良さそうで、とても羨ましい限りです。

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鼻づまりの原因

風邪・アレルギー

鼻づまりの原因として一番多いと言われているのが、風邪やアレルギーによるものです。

風邪をひく原因は↑こちらでも説明していますが、風邪のウイルスや細菌が粘膜から体内に侵入してくることで風邪を引きます。しかし、体には異物を侵入させないようにする防御システムがあります。

アレルギーの場合はアレルゲン(アレルギーの原因となる物質)が粘膜や皮膚に炎症を起こしたりして、防御システムが過剰に反応してしまい、強い反応がでてしまうことで症状が起こるのです。

鼻の粘膜の防御システムは、具体的には鼻水を出したり、鼻の中の毛細血管を拡張させて粘膜を腫らし、鼻の通り道を塞いだりします。これが鼻づまりになるの原因となるのです。

防御システム発動!

非常に厄介で息苦しく、ストレスも溜まる鼻づまりですが、もともとは有害物質から身を守るための手段として自ら塞がるという感じみたいですね。

ストレス・生活習慣

仕事などのストレスや睡眠不足からのストレスなど、現代人はストレスを受けやすい環境にあると言われていますが、このストレスも鼻づまりの原因となります。

ストレスは自律神経の乱れを引き起こす可能性が高くなり、体の様々な器官に影響を与えます。鼻が受ける悪影響としては、粘膜が鬱血(血流が停滞し、血がたまった状態)になって、鼻が詰まりやすくなることが挙げられます。

他にも、食生活の栄養バランスが偏っていたり、過度な喫煙・飲酒なども鼻を詰まらせる症状を悪化させる原因となるようです。

病気の発症

仕組みのところでお話した、鼻中隔彎曲症や鼻茸(ポリープ)などがある場合も鼻の通りが悪くなるので、その場合は早めに医療機関などで治す必要があります。

鼻づまりの解消方法

鼻づまりを一時的に解消する方法と、根本的に治していく方法を紹介します。

【道具不要】鼻づまりを一時的に解消する方法

息を止める

道具などが無いときに簡単にできる方法として、息を止める方法があります。ただし、ちょっとキツイですし、無理矢理な方法なのであまりおすすめはしません。

やり方はまず息を大きく吸って、その後に全ての息を吐き出します。その状態から鼻をつまみ、頭をゆっくり(片道2秒くらいのスピードで)上下に動かすことで鼻づまりが解消されます。

息を止めて鼻通りを良くする

他の人に見られると、いろいろ心配されるので周りに人が居ないことを十分に確認してから行ってください。

舌を使う方法

舌を口の中の上部に強く押し付けるようにします。次に舌を離し、指で眉毛と眉毛の間の みけんを押します。これを20回ほど繰り返すことで鼻づまり解消します。

こちらはあまり人目につく動きではないですし、身体への負担は息を止めるよりも少ないはずなので、外出時などにも良いかもしれません。

ホンマでっかTVで紹介されていた運動

左が詰まっている場合の運動

これはホンマでっかTVでやっていた方法なのですが、まず、鼻が詰まっているほうの肘を身体につけて90度に曲げ、手のひらを上にした状態で手を前に出します。

その状態のまま肘から外回りに回していきます。限界まできたらそこから出来るだけ後ろ(肩の高さ)に伸ばしていき、肩甲骨が刺激されるところまで肘を伸ばしていくという運動です。

両方の鼻が詰まっている場合はこの運動を片方づつ行い、2、3回ずつやれば鼻が通るそうです。やってみると結構効きましたが、肩がつりそうになるので限界への挑戦はほどほどにしましょう。

運動をする

運動によっても鼻づまりは治ります。運動をすることで体が温まることや、鼻に停滞した血流が良くなること、自律神経の交感神経が刺激されることなどが鼻づまりに作用するようです。

自律神経は交感神経と副交感神経の2つがあり、交感神経が活発なときには鼻炎が改善され、副交感神経が活発なときには悪化してしまうという特徴があるようです。

副交感神経は寝ているときなどのリラックスしたときに活発になりますが、運動をすることによって交感神経のほうが活発化し、鼻炎を一時的に改善することができるといわれています。

運動の種類は、ウォーキングやヨガなどの有酸素運動が良いといわれていますが、腕立て伏せなどの上半身がすぐに温まるような無酸素運動でも効果があるようです。

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【道具を使用】鼻づまりを一時的に解消する方法

患部を温める

鼻の近くを温めるだけでも鼻付近の血行が良くなり、効果は絶大です。蒸しタオルやカイロなどを鼻に当てていると次第に鼻が通ります。※低温やけどに注意してください。

蒸しタオルの作り方は簡単です。水に濡らしたタオルをかたく絞ってロールケーキのように丸め、レンジでチン(500Wの1分くらい)すれば出来上がりです。絞り具合や加熱時間はお好みで調節してみてください。※熱いのでやけどには十分注意してください。

蒸しタオル

時間と手間は少しかかりますが、リラックスしながら鼻が通るので、寝る前に運動などの刺激的なことをしたくない人には非常におすすめな方法です。

他にも温める方法としてドライヤーがあり、ドライヤーを鼻ではなく うなじに当てるだけで鼻が通るという方法もあるようです。蒸しタオルを作るのが面倒な人はこちらを試してみても良いでしょう。

ペットボトルを脇に挟む

中身が入った500mlのペットボトルを、鼻が詰まっている方とは逆の脇の下に挟み、脇をグッと締めるだけで鼻が通ります。絞めすぎて内容物が出ないように注意してください。

中身の液体の温度は特に関係ないそうで、カラでも出来なくはないそうですが、ある程度かたいペットボトルを使用する必要があるようです。

ペットボトル以外にもボールなどで代用ができるそうですが、ポイントとしては脇から指幅3本分くらい下の部分が刺激できれば良いそうです。この方法も交感神経が刺激されて鼻づまりが解消するとのことでした。

鼻うがいをする

どうしても治らないという最強の鼻づまりのときに僕が行うのはこの方法です。鼻の粘膜についた有害な物質を直接洗い流せる力技です。

ただし、普通の水道水はツンとするので使いません。僕の場合は水に食塩を混ぜた生理食塩水を作って使用します。

生理食塩水は薬局でも売っていますが、簡単に作ることも出来ます。作り方は、1リットルの水に対して9グラムの食塩を加えてよく混ぜて溶かすだけです。僕はいつも、500mlに4.5グラム程(けっこう適当かも)の食塩を入れて作ります。

ただし、水はキレイなものを使う必要があります。ミネラルウォーターか10分沸騰させて冷やした水道水を使用すると良いでしょう。

出来た生理食塩水は口が細くて注ぎやすい容器に移し、鼻から流し込みます。最初の方は難しいので、鼻から入れて鼻から出すだけでも良いですが、慣れてきたら鼻から入れて口から出せるようになります。

慣れていないと器官に入ってむせることもありますので注意してください。また、作成した生理食塩水は衛生上の問題のため、24時間以内に使い切るようにしましょう。

鼻うがいをした後は頭を下にするなどしてしっかりと鼻の中の水を出してください。後々たれてきたりすると恥ずかしいですので…

市販の点鼻薬を買う

僕は外出する時にいつも持ち歩いているのが点鼻薬です。点鼻薬と聞いてなかなかピンとこない人もいるかもしれないですが、鼻の穴に軽く差し込んでシュッシュッってするスプレータイプの薬です。

点鼻薬

最強の鼻づまりではない限り点鼻薬でたいていの場合は改善し、数時間程度は鼻が通り、垂れてくることもないです。

特に食事や映画に行くときなどの「鼻をかみにくい状況」で助けてくれるメシア(救世主)といっても過言ではありません。僕が学生のときには、試験中に鼻をかむとカンニングを疑われるので、試験の始まる前には必ず点鼻薬を使用していました。

点鼻薬には様々な種類もあり、中には刺激が少なくて優しいと謳って値段が高いものもありましたが、僕にはあまりそういうのは効果がなかったです。

僕がずっと使っているのは、ケナリス点鼻薬というもので、これは凄く効果的です(個人差はあると思います)。使用頻度によって大きく変わりますが、1本で1年くらいはもっている気がします。

値段は600円くらいだったと思います(安く売られるときもある)。が、ネットで買うと送料がかかる販売店も多いので、↓では買わないほうが良いかもしれません(製品内容と画像が分かるようにリンクを載せているだけです)。

この点鼻薬は使用時にツン!とする刺激があるのですが、それが逆に良い。速攻で効いて僕の場合はだいたい4,5時間は持続します。その時間内で治る場合も多いので、使ったことがない人は今すぐ使ってみてほしいです。

点鼻薬の値段はピンキリですが、購入する時は分量に注意してください。安いじゃん!!と思って買ったら、同じ形状でも内容量が半分だったとか普通にあります。量はだいたい30mlが多いですが、商品によっては8ml~とかありますのでよく見て買いましょう。

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鼻づまりを根本的に治す方法

根本的に治すには、基本的に病院での治療という方法になってしまうようです。食生活の改善やストレス・睡眠不足の解消という方法もありますが、時間がかかりますし、鼻が詰まる原因が別にあった場合は治らないので病院に行くのが確実でしょう。

耳鼻科で診てもらう

前述したとおり、鼻づまりにはいくつかの原因が考えられます。複数の原因が鼻づまりを起こしているケースもありますので、専門の医師に相談するのがベストです。

鼻炎やアレルギーの判断、症状の重さなどによって適切な薬や処置をしてくれるので、非常に効率が良いです(当たり前ではありますが…)。

薬を服用し続けることで根本的に治ることがあります。ただ、症状がとても重い場合には手術を検討しても良いと思います。生活に支障が出るような場合には、できるだけ早く手術をするのが良いでしょう。

手術の方法としてよく耳にするのが「鼻の粘膜を焼く」方法です。この手術は実はけっこう簡単に終わるもので、10分~20分程度で完了します。長年続いていた鼻炎が超短時間で解消することに驚く人も多いようです。

毎回「一時的に鼻づまりを治す方法」を行うのも手軽で良いですが、人によっては薬の服用や手術をするという手段も良い選択になり得ます。まずは病院に足を運ぶことから始めてみると良いでしょう。

原因の排除

これが根本的な解決かと言われると微妙ですが、原因となるウイルスやアレルゲンを減らしていく努力をすることが、快適な鼻呼吸ライフを楽しむための近道となります。

アレルゲンとして多いのはダニやホコリなどのハウスダストです。布団やカーペットなどは特にダニが繁殖しやすい環境なので、できるだけ清潔な部屋を保つように掃除をすることが大切です。ダニは人のフケや髪の毛などもエサにするので、汚い部屋ではすぐに増えてしまいます。

風邪のウイルスは手洗いうがいを徹底し、ウイルスを寄せ付けないようにすることが大事です。また、部屋が乾燥しすぎないように注意してウイルスの繁殖や飛散を抑えましょう。

乾燥の季節は、加湿ができる空気清浄機を使用すると便利です。アレルゲン対策もできる製品もありますので、一つあるだけで効果が全然違ってきます。

Amazonで探してみると、シャープの加湿空気清浄機もの凄く高評価でした。レビューをみても、音がかなり静かでニオイも取れて、センサーも優秀で、喉も痛くならないので、乾燥の時期にも大活躍するとのことです。

ハウスダストや花粉もしっかり吸い取るので、アレルゲン対策としても期待できそうですね。

まとめ

鼻づまりの仕組みや原因、改善方法についてお話しましたが、使えそうな改善策などはありましたでしょうか。

僕は中学生くらいの頃からずっとアレルギー性鼻炎で、耳鼻科に行ったりもしていましたが、手術などは抵抗があったので症状がひどいときだけ市販薬を使うという方法をとってきました。

コンタックなどの飲むタイプの薬も試しましたが、鼻と喉がカラッカラに乾くのが嫌で、ずっと点鼻薬を使っています。点鼻薬で治らない場合は鼻うがいとかで様子を見るような感じですね。

人によって効果的な鼻づまりの治し方は異なると思いますので、自分にあった解決法を探してみると良いかもしれません。

それでは、また。

〈 ﹏´ ›› ∋ )≪ サメーーー

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