こんにちは、スーパースタンディングデスクマイスターマスター(自称)のマコシャークです。
いきなりカタカナばかりで日本人には難しい肩書きを披露してしまいましたが、今回もスタンディングデスクについてです。ちなみにマイスターとマスターは同じ意味らしいのですが、ゴロがいい感じがするのでこのままで結構です。
さて、僕がスタンディングデスクを使いはじめて3ヶ月が経ったわけですが、もう普通のデスクには戻れないくらい仕事能率がアップしていますので、まだ使ったことがない人には是非おすすめしたいわけです。
え?スタンディングデスクって何?とか、スタンディングデスクってどんなメリットがあるの?という人は予習が足りませんので、前回の記事を参照するようにしてください。
僕は家で仕事をする時間がかなり長いため、スタンディングデスクを購入する際はかなり慎重に選びました。それは、スタンディングデスクに関する様々なことをCIA並みに情報収集し、NASA並みに情報の分析を重ね、最初のポケモンを選ぶとき並みに吟味してから購入したほどです。
なぜそんなにも こだわって選んだのかと言うと、スタンディングデスクはまだ比較的に新しいデスクですので品揃えがあまり多いとはいえず、粗悪なものの割合が多かったのです。(現在も多いようです)
そんな中で僕が導き出した購入の際の基準や注意点って、これからスタンディングデスクを買おうとしている人には非常に役に立つ情報だと思うんですよね。
だから今回は真面目に、スタンディングデスクを買って後悔しないための気をつけるべき点や、僕も使っているおすすめのデスク『サンワダイレクト スタンディングデスク 100-LA034』についてご紹介していこうと思います。
この記事の目次
スタンディングデスクの選び方
スタンディングデスクは様々な種類があります。種類によっては使いにくいものもありますので注意が必要です。
高さ固定のやつ
これは結構安いですが、一番挫折しやすいタイプだと思います。立ったときにしか使えないという点もそうですが、立ったときの高さの微調整ができないものも多く、身長によっては使えない場合があります。
デスクを買った後に使えないと気づいた場合、とんでもなく邪魔になりますし、返品ができたとしても組み立てたデスクを分解する必要があったり、高い送料を負担する必要がでてきたりするので、このタイプのスタンディングデスクはあまりおすすめしません。
弱いやつ
このタイプは本当に注意したほうが良いです。案外 見落としがちですが、強度が足りてないものが多いように思います。ペラペラのプレートを細い棒で支えただけのやつを、無駄がなくてスタイリッシュ!と謳っているものも見かけます。
ある程度、支えることができるとは思いますが、スタンディングデスクは「ある程度」では後悔します。強度が十分でないと、右手がマウスとキーボードの位置を行き来するたびに揺れたり、手の重さで若干傾くのです。ひどいものはタイピングするたびに揺れます。
ちょっと揺れる程度なら問題ないと思うかもしれませんが、何度も繰り返すと、ものすごくストレスになりますので、ガッシリしたつくりのものを選んだほうが良いでしょう。
ガス圧昇降式
ガス圧昇降式になると高さが簡単に変えられますので、座った状態と立った状態で使えるものが多いです。また、しっかりしたつくりのものが多いので、結構使えるレベルのものが多いです。
しかし、スーパースタンディングデスクマイスターマスター(気に入った)の僕からすると、このタイプにも注意しなければならない点がいくつかあります。
台の幅に注意
まず、台の幅(特に奥行き)が十分あるかどうかです。スタンディングデスクの販売ページなどで画像を見てみると、デスクの上に小さめのノートパソコンを置いて仕事している人の画像をよく見かけますが、注目する点は腕・肘の位置です。浮いてませんか。
人によって、キーボードに手を置くときの腕の位置は違うと思いますが、僕の場合は普段、腕、できれば肘のあたりまで台の上に置いた状態でタイピングしないと、腕がすぐに疲れてしまいます。そのため、僕の場合は腕を台の上に置くためにキーボードは少し奥の方に置いておく必要があるのです。
また、デスクトップパソコンの場合はモニターも台の上に置く必要があります。もちろん、その分の幅も考慮しなければいけません。モニターを支える底の部分は意外に場所をとるので、結構なスペースを使う場合もあるのです。
ちなみに↑これは僕が使っているモニターの底の部分です(画面は取り外しています)。モニターサイズが27インチで大きめだからということもありますが、結構な縦幅がありますよね。
スタンディングデスクを購入する前にはまず、普段自分が使用しているデスクで、モニターの底、キーボードの幅、腕・肘の位置を考慮し、最低どのくらいの幅(縦・横)が必要になるのか確認しておく必要があるでしょう。
椅子が入るか
座った状態で使う場合の椅子の位置にも気をつけましょう。支えることばかりに気を取られすぎたスタンディングデスクは、支柱が手前にありすぎて椅子が奥まで入らないものもあります。
椅子が奥に入らないと、デスクと自分の間に隙間ができてしまいます。隙間ができると、腕が浮いてしまったり、モニターまでの距離が遠くなったりするのです。
しかも、それは座ったときだけの問題ではありません。立った状態のときは椅子をデスクの中に出来るだけ収納したいですよね?でも椅子が中に入りきらない場合、椅子をどけないと立った状態でも隙間ができてしまうのです。
↑この絵は極端すぎましたが、座ったときに使用する椅子の奥行きなども考慮して購入すると良いでしょう。
今まで使っていたデスク
僕が気になるのは、今まで使っていたデスクをどうするかです。引っ越しなどで新しく買う場合は問題ないと思いますが、そうでない場合は今まで使っていたデスクがあるはずです。
昨今は、家まで引き取りに来てくれるリサイクルショップとかもあると思うので良いかもしれませんが、引き取ってもらうまでに新しいデスクが置けなかったり、机を動かしたり、引き出しの中を整理したり、なかなか面倒なこともあるでしょう。
それなら、今まで使っていたデスクの上に置くタイプ(後述)のスタンディングデスクで台の高さが変えられるようなものが良いのではないかと思います。これだと、先程の椅子が入るかどうかという点もクリアできると思います。
電動昇降式
電動昇降式のスタンディングデスクは高額なものが多く、普通のものの2倍、3倍くらいの価格のものをよく見かけます。そして、高さを変えるにはコンセントが必ず必要になるはずです。部屋のコンセントの位置によっては置く場所に制限がでる場合もあるかもしれません。
また、電動なので自動的に高さを変えることができますが、安全性を考慮しているため、高さが変わるスピードが遅いのです。仕事中によく体勢を変える僕の場合は、その都度、じわぁ~っと上がったり下がったりするのを見ることになり、イラッとしてしまいます。
金銭的・心理的に余裕がある人には良いと思いますが、今まで使っていたデスクは処分する必要がある点は今まで紹介してきたものと同じですね。
台の上に置くタイプ
これはデスクが別途必要になりますが、今まで使っていたデスクがある人には一番良いタイプだと思います。ただ、これにもやはり注意するべき点はあるのです。
どこまで高くなるのか
高さの限界はどこまでなのかという点ですが、これは先程までに紹介したスタンディングデスクにも当てはまる注意点でもあります。しかし、このタイプは特に気をつけたほうが良いでしょう。
今までのタイプは支柱の伸び縮みをしっかりと支える縦の棒が存在しましたが、台に置くタイプは支柱が折りたたまれている場合が多いです。つまり、支柱の長さが折りたためるくらいの、はみ出さない範囲内で制限されているのです。
その分だけ伸び幅が短くなってしまったんだろうなと思えるものも多く、中には高額なデスクなのに伸び幅が20cm程度しかないものもありました。これでは立ったときに低すぎます。販売ページの画像などでは、背の低い人をモデルにして写真を撮っているんじゃないの?と疑わしいものさえあるのです┐(´д`)┌
伸び幅の目安は、土台となるデスク、使っている椅子の高さ、身長の高さなどによって大きく変わってくると思いますが、僕(身長175cm)が使用しているスタンディングデスクであれば、台を36cm上に上げた辺りがベストポジションだったので、最低でもそのくらいの伸び幅があると良いかもしれません。
モニターの高さとキーボードの高さ
これはなかなか気づきにくいかもしれませんが、スタンディングデスクを、立ったときと座った時の両方で使用する場合、モニターの台からの高さを使い方によって変えたいと思ったのです。
おそらく、座った状態でも常に背筋を垂直に伸ばし続けることができる人であれば、立ったときと同じ位置で良いと思うのですが、それは結構キツイので、個人的には座ったときは低め、立ったときは高めのモニターがちょうど良いのです。
立って作業をするときの台の高さは、立ったときにキーボードが楽に使える高さに合わせて高くすると思いますが、その高さではモニターの位置が低いため、モニターはその位置から更に高くしたいのです。
モニター自体が楽に高さ変更のできるものの場合は良いですが、僕のモニターにはそんな良い機能はついていなかったので、当初、アームを使って高くすれば良いかなと考えました。
しかしアーム初心者だった僕は、スタンディングデスク購入の前にアームを試してみようと思ってアームだけ先に購入しました。そして使ってみると、僕のモニターは重すぎて支えられないことが判明したのです。
何度調整しても、夏の終わりとともに
テンション爆サゲ↓↓のヒマワリのようにモニターが下を向いてしまうのです。
アームの仕様書を確認しても耐えられる重さだったのですが、大きいモニターだから負荷が大きかったのか、固めの調整をしても全然ダメで、結局そのアームは今でも押入れの中で眠っています。
しかし、その悲しみをバネに見つけたのが現在使用しているスタンディングデスクです。僕が快適に使えているおすすめのスタンディングデスクですのでご紹介しようと思います。
おすすめのスタンディングデスク
僕が使っているおすすめのスタンディングデスクは、正直ちょっと高め(39,800円)でしたが、これほどまでに僕のやりたかったことを実現しているものは、他に一つもありませんでしたので、これを購入するしかないと思いました。
※当時、複数の通販サイトにアクセスし、「スタンディングデスク」でヒットするものはすべてチェックしましたが、僕の基準を全て超えているものはこれだけでした。
↓これがそのデスク『サンワダイレクト スタンディングデスク 100-LA034』です。土台となるデスクの上にのせるタイプのやつですね。
サイズは天板と底面を合わせると、奥行きは63cm、横幅72cmくらいなので、土台となるデスクがこのくらいのならピッタリのっかる感じですが、実際に全体を支えているベース部分は奥行き46cm、横幅42cmくらいです。天板が土台からはみ出ても良い場合はこのくらいのサイズでも置けそうですね。
他のものと明らかに違うのは、しっかりとした頑丈な軸があること、伸び幅が大きいこと、そして、モニターが取り付けられて、その高さや向きも変えられるという点です。これは今まで挙げた問題点をすべてクリアしています。
100-LA034 の特徴
このスタンディングデスクは、天板の厚さが1.6cmほど(保護しているスポンジ込み)しかないので、座ったときに使う場合は今まで使用していたデスクとほぼ同じ高さで作業が可能です。他のデスクは支柱を折りたたむ分、一番低い設定でも15cmくらい高くなったりしますが、100-LA034 は、体感的には高くなった感じは全くありませんでした。
そしてそこから天板は45cm上まで上げることができます。先程も言いましたが、僕のベストポジションは36cm程度なので十分過ぎる伸び幅ですね。
モニターも天板と一緒に上がりますが、そこから更に14cmほどの可動範囲でモニターが上下に調節できたり、左右の向き調節、モニターを360度回転できたりします。
これはモニターが、自由に稼働する特殊な接続部に取り付けられているからできることであり、片手でも簡単に自分の好きな位置にモニターを調節することができるのです。(説明書には両手でやってくださいと書いていましたが。)
また、モニター自身の土台が必要ない分、天板のスペースを邪魔しないのも良いですね。天板は奥行き45cm、横幅72cmという十分なスペースがあるので、僕の場合はキーボードとペンタブレット(絵を描くやつ)を縦に置いても十分入るスペースでした。
天板を動かす際は、レバーを引いて縦にするとでロックが解除されて動かすことができます。ガス圧式なので軽い力で動かせますし、急に跳ね上がったり降下したりすることはありません。丁度良いところでレバーを横にしてロックします。
モニターの下部を少し手前に引くと、モニターも簡単に上下に動かせます。天板もモニターもストレスなく手軽に上下に動かせるので、僕のように、よく座ったり立ったりを切り替える人にはおすすめです。
デメリットは特に感じていませんが、最初に組み立てる必要があったので少し面倒ではありました。とは言ってもパーツは大小合わせて4つしかなく、それをボルトでつなぎ合わせるだけですので迷うこともないでしょう。
僕は紹介するための写真をパシャパシャ撮りながら組み立てましたので組み立てには40分ほどかかりましたが、普通にやったら30分くらいでできそうです。パーツは結構重たいので、壁に立てかけたりしながら作業をすすめました。女性の方は2人以上で組み立てたほうが安全だと思います。
100-LA034 の組み立て
ここからはパシャパシャ撮った写真を載せていきます。家に届いたときから組み立て完了までの写真です。組み立ては六角レンチが中に入っていますが、モニターにパーツを付ける際のボルトは大きめのプラスドライバーが必要です。
でっかくて重たい箱が届きました。データによると総重量は13.6kg。その分しっかりしているから良いのですが、一人で仕事部屋の2階に持って上がるのはちょっときつかったですので、手伝ってくれる人がいるといいですね。
ここまで大きくて重いと気になるのが送料ですが、僕が買ったストアでは送料無料だったので助かりました。(見た限りではAmazonも楽天も送料無料でした)有料だったら結構高そうですよね。
開けてみると説明書が出てきました。
次に天板です。薄いけど頑丈という印象を受けました。
次は支柱と天板を支える金属のベースです。金属なので結構ずっしりです。
最後に支柱とブラケットが出てきます。あと、留め具や使用する六角レンチですね。
全部出すとこんな感じ。パーツはやっぱり少ないです。
ベースの裏にはゴムが付いていて、滑り止めとクッションの役割を果たしています。金属部分の接触で土台のデスクに傷がつくこともないですね。
天板にはこんなマークがついています。手を挟まないようにってことと、肘をついて体重をかけちゃダメよって感じでしょうか。
天板の穴ですが、周りが綺麗に加工してあってかなり丁寧なつくりになっています。値段が高いだけあるなって思いました。
留め具です。後ろでコードを束ねるバンドも付いていますが、僕の場合は壁側に設置するため、そもそも目立たないので使いませんでした。
よし!じゃあ組み立て開始!まずは天板とベースをくっつけていきます。
…が、いきなりミスりました。天板とベースの上下関係が逆になってます。下克上ですね。
実際はこうです。ベースが天板の上だったらガタガタして使いにくいですよね。
「こんな簡単なとこでミスってんじゃねーよ!バーカwwww」レバー部分も煽ってきているように見えます。説明書はしっかり読むべきですね。
あとはベースを支柱にくっつけるだけで本体は完成しますが、重たい支柱の下にベースを取り付けるので、気をつけてください。僕は一人でやっていたので結構慎重にやりました。
ただ、組立方法の説明が丁寧だったので、スムーズに取り付けが完了しました。次はモニターですね。
僕のモニターの背面ですが、まずは底の部分が必要なくなるので外していきます。僕のモニターはボルトを外すことで簡単にとれました。
そして、モニターの裏には大抵4つの穴が空いています。これはアームなどが取り付けられるようになっているのですが、この穴を使います。穴の間隔は主に100mmのものと75mmのものがありますが、どちらにも対応しているので心配ありません。
それでは、モニターと支柱の接続部にあたるブラケットを穴に取り付けていきます。
…が、またミスりました。ブラケットが上下逆になっています。下克上ですね。ブラケットは正方形なので上下左右に気をつける必要があるのですが、説明書にはちゃんと方向についても書いてありました。説明書はしっかり読むべきですね。
取り付けが完了したらブラケット部分を支柱にはめ込み、完成です!!
え?
ここでトラウマがフラッシュバックします。アームのときと同じく、
テンション爆サゲ↓↓ヒマワリがそこにはあったのです。
え?まじ?もうぜんぶ組み立てたよ?高い買い物だったよ?と一瞬パニックになりましたが、固めに調節できることが説明書にちゃんと書いてありました。説明書はしっかり読んだ方が良さそうです。
よかったーーー!!モニターも元気そう!27インチのモニターも余裕で支えています。あとはデスクに置くだけですね。僕は組み立てているときにフローリングや土台のデスクが傷つきそうだったので布団の上で組み立てていました。ここからまた約13kg+モニターの重さを移動することになるので2人以上で土台に乗せると良いかもしれません。
うん、めっちゃ広く使える。組み立てはこれで終わりです。そして3ヶ月たったデスクはこんな感じになりました。
キーボードとペンタブレットを置いてもまだ物を置くスペースがある。すばらしいですね。まぁ、あんまり端っこに置くと上に上げたときに落ちるので、ほどほどが良いですね。
マウスパッドはクッション付きのものにすると更に楽です。今使っているやつは低反発で、デスクの端に置くとダメージがゼロになります。
また、天板にはスペースが十分にあるので、キーボードの前にはリストレストなども置けます。僕の場合はペンタブレットがあるのでそれがリストレスト代わりです。
レバーの上には小物が置けそうだったので、海外で買ったチョコエッグみたいなやつに入っていたスーパーマンを置いています。もし、スーパーマンにアドバイスできる機会があったら、もうちょっと下半身も鍛えたほうが良いよと教えてあげようと思います。
まとめ
100-LA034 はメチャクチャ使いやすくて最高のスタンディングデスクです。
ただ僕がこれを買うときに不安だった点としては、支柱が片側だけで天板を支えているので強度の心配がありました。しかし実際に使ってみると、ガッシリとした支柱とベースに支えられ、両腕を肘までのせたときでも特に揺れることなく使えています。
当初、スタンディングデスクを購入するときは、アームと併用して↓これを買う予定でしたが、よく見てみると伸び幅は50cmではなくて35cmで、天板を一番下にしても15cm高くなり、キーボードも狭くて腕が疲れそうだったので止めました。※「普通の机がデスクに」と大きく書いてあるのは切り取る範囲が悪かっただけです。
一見良さそうに見える商品でも、使うときの気持ちになって具体的に考えてみると、それって使いにくくない?っていうのが結構見えてきますので、購入する際は想像力をフルに働かせて買うようにしましょう。
また、今回おすすめしたデスク 100-LA034 を購入する場合でも縦横の寸法や、モニター裏に取付け用の穴があるかなど、しっかりと確認してからにしましょう。
それでは、また。
〈 ﹏´ ›› ∋ )≪ サメーーー